スリーゼットブログ

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運行管理者資格試験をざっくりと解説

合格👍

ありがとうございます

奇跡的に「運行管理者試験」に合格しました

それでも3年くらいは勉強しました

 

 

私の勉強法

暇な時 → とことん勉強する

忙しい時 → テキストペラペラめくる・関連動画を見ながら寝る

超忙しい時 → 勉強のことを全て忘れて何もしない

以上

何とかなるものですね(笑)

他の資格試験同様にほぼ暗記です

テキスト・本屋さん・データ保存ツール・ネット

情報を得る手段は世の中に沢山あるけれど、結局のところ

人間の脳回路にもある程度データを保存させておく必要が

あるようです

20代の頃「危険物取扱者乙4」に挑戦しましたが

記憶容量が全然足りずに4~5回落ちて断念しました💦

各危険物の種類・発火点・引火点・消化方法・保管容量

タンクの種類・保安距離等々、、、

無理でした_| ̄|○

今回も同様に大量のデータ量でしたが、比較的に日常的な

業務知識関連が多くあり、例えば車を運転していれば誰もが

そこそこ知っている、交通安全に関するものだったりしたので

記憶保存し易すかったのかもしれません

お察しの通りギリギリ合格でしたけどね💦(笑)

 

受験までの長い道のり

日本の資格試験制度あるある

・実務経験・講習が必要だ!

今回は三日間ガッツリ講習で、私は缶詰めになりました

・どこに問い合わせしたら良いのか、ちょっとよく分かりません

関連機関が沢山分かれているので、たらいまわしになります

又、例のごとく「大変込み合っていておかけ直しください」

と、機械電話にスルーされます

・手続きも合理化・システム化・デジタル化の試験中なので

途中で停止(ストップ)が当たり前だ

「ネットで受付してください。」「入力エラー」→ ストップ

「申込書を自分でプリントしてください。」

プリンター持っていないww データ移行しコンビニへ

失敗 → ストップ

結局pcデスクトップを持って「プリンター持っていないので

出来ません」「それではこちらでやります」

やっと申し込みが出来ました。これって合理的ですか?

結局紙(ペーパー)必要なんか~い(笑)

昔は良かった

窓口が決まっているので出向く、申し込み用紙に記入

費用を支払う。完了! 簡単でした

それでも今後、役所手続きなどはほぼAI対応になることが

予想されるので、デジタル・システムストップに慣れておく

必要がありますね

ただそうなってくるとライフラインのストップがきつそうですねw

電気・ガス・水道など、これまで台風や地震でストップする事が

ありましたが、人的努力で復旧は速かったです。それがAIになると

「システムエラーです」で、1週間・1ヶ月待ちが当たり前になり

そうなので、今からシステムエラー災害に備えておく必要がありそう

です💦💦

いえ当然問い合わせの電話をしても

「大変込み合っていて、おかけ直しください」となりますから、、、

備えあれば患いなしですね

話を戻します

 

試験方法は楽ちん?

「試験場所は地図で探して下さい」

試験場所を探して三千里w

受付場所はデジタルの中なので、試験会場は当然又、別の場所です

建物名や機関名も違う場合もあるので、1時間前には現地に出かけて

頑張って探してください、多分交番に駆け込んでも、試験名と建物名

が一致しないので、探せないと思います(笑)

ビンゴ! 試験会場に当たったら勝ちです💪

試験を受けることが出来ます。良かった良かった、、、

長い旅がようやく終わりました。

待ち時間なし!

到着順に流れ作業です。ただし持ち物シャットアウト!

試験と言ったら「鉛筆・消しゴム」ですが、カンニング防止のため

持ち込み禁止です! 試験自体は基本PCクリックなのですが

労働時間・運転時間・車間距離など、多少の計算問題があります

なので、シャーペン・メモ用紙を貸してくれます

当然、スマホ・腕時計も持ち込み禁止です!!

試験終了時間も自由なので、自分で納得が行ったら帰ります

お疲れ様でした、、、

試験を受けるための手続きが一番大変だったような💦

 

大変お待たせ致しました

 

運行管理者試験の内容をざっくりと解説!

 

運行管理者とは

荷主から預かったお荷物を、社長からの指示を受けドライバーが

安心安全に、お客様にお届けできるようにフォローするお仕事です!

貨物運送事業とは

荷物を有償で運ぶ事です、なので時間的、経済的に余裕があり

無償で運ぶ場合は当然事業ではありません

以上、ありがとうございました、、、

 

え? はい、ざっくりし過ぎました💦

説明が難しいので、試験内容に分けながら解説してみます

 

貨物自動車運送事業法

 

安心安全に荷物を届けるための事業者に対する法律です

許可・認可・届出

貨物自動車運送業に関わらず、事業を営む上でさまざまな

書類・データを役所に提出する必要があります

貨物自動車運送事業を始める → 許可

・事業計画の変更 → 認可

・運送約款を定める又は変更 → 認可

・自動車の数の変更  → あらかじめ届出

・事務所、営業所などの名称の変更 →

                 遅滞なく届出

約款とは

契約内容を大きくまとめて、それ一つで複数の顧客が

理解出来るように定めたもの

 

その他の運送事業者のお仕事

・運行管理者を定める

・輸送の安全対策

    必要な人員、車の手配

    適切な勤務時間・乗務時間の設定

    休憩施設の設置、管理

    過積載の防止

    過労運転の防止

    酒気帯び運転のチェック

    アルコール検知器の設置

    大事故が発生した場合の届出、報告、速報

    車の定期点検・整備

その他まだまだ沢山あります

これら全部を社長1人で行うのには無理があります

よって運行管理者の出番です

 

運行管理者のお仕事

    常務割の作成

    ドライバーの健康チェック

    ドライバーのアルコールチェック

    休憩施設の管理

    安全運転指導・監督

    車の日常点検チェック

    書類の管理・保存

こちらもその他沢山の業務があります

点呼

上記の業務をある程度一度に行うためのものです

基本対面ですが、遠くにいる場合は電話になります。

乗務前点呼

・アルコールチェック

・過労・睡眠不足などの健康チェック

・日常点検の実施の有無

乗務後点呼

・アルコールチェック

・乗務状況・道路状況の確認

中間点呼

対面点呼ができない場合に電話などで確認

・アルコールチェック

・健康チェック

 

ドライバーにとってはやや面倒な作業ですが

安全運行を行う上でこの点呼は、その要素が

ぎゅっと詰まっていて、とても重要なのだと思われます

 

道路運送車両法

 

運送車両の所有権、登録、車検、整備、点検などに関する

法律で、違反するとドライバーが直接お巡りさんに怒られる

事になるので、覚えておく必要があります

・登録していない車両で公道を走ってはいけない

・所有者が変わったら変更登録が必要

・車検証は常に車両に携行、車検シールもキチンと貼る

*車検証にはその車両の情報が詰まっているので、故障や

事故で車両が制御不能になった場合、お巡りさんがチェック

します

・ウインカーやライト類など、直接運転に支障が出るものは

乗務前の日常点検が必要です。ツルツルタイヤも駄目です!

・ナンバープレートは前面・後面の見やすい場所に取り付ける

決して任意の場所に適当に付けたり、パトカーを振り切るために

折り曲げて見えなくしてはいけません

封印も大事なようですが、軽四には無くて良いみたいです

・違法改造の禁止、自動車の大きさには制限があります

長さ 12mまで 幅 2.5mまで 高さ 3.8mまで

シャコタン・竹やりマフラーは当然禁止です!

・非常信号用具(赤色灯光)、停止表示器材の携行

車両が制御不能になった場合に周りに危険を知らせるもので

夜間ライトで200m手前から見えるものでなければならない

 

この他にも整備や安全設備に関する基準が沢山あります。

 

道路交通法

普通の交通ルールです、違反するとキップ貰って罰金です💦

・道路標識を再確認し覚えましょう

赤信号・黄色信号も止まれです

ある程度は解かっていても、細かい制限や数字が沢山あります。

・軽車両とは、リヤカー・自転車などの事で、原付バイクは含ま

れません

・追い越し注意! 危険を伴うので禁止場所が多いです

踏切、横断歩道、基本トンネル、曲がり角、

当然道路標識で禁止されている場所

坂道では 上り坂の頂上附近、勾配の急な下り坂

・駐停車の禁止場所も多い

横断歩道、トンネル、曲がり角

上り坂の頂上附近、勾配の急な下り坂

まだまだあります

道路外の施設の出入口、道路工事区域、防火水槽附近

消火栓附近、火災報知器附近

又これらは、各場所から何メートル以内が禁止となるので

それぞれの距離が決まっています

ここでも数字が沢山出てきます

ある程度当たり前の場所かも知れませんが

普段距離までは意識していません

・運転者の義務や遵守事項

飲酒運転は勿論のこと、病気や過労が酷い時には

運転してはいけません

発見された場合、車の使用者が公安委員会に怒られます

水たまりがあったら徐行です

身体障害者・高齢者・通学通園バスの近くを通る場合も

基本全部徐行です

そう、それが安全運転です!

交通事故が発生してしまった場合

重要

「負傷者の救護・道路における危険を防止」

事故に直面すると、どうしても慌てがちですが、

出来るだけ冷静に対処致しましょう

 

労働基準法

 

運送業に限らず、全ての業種に関係するものなので

ある程度の知識を持っておいた方が幸せです

とは言え、労働者側としては使用者側に意見するのには

勇気がいるところです

基本労働契約は、労働者と使用者が対等の立場ですが

実際のところは

労働者 = 使用者    理想

労働者 < 使用者    現実

結果、サービス残業や休みを取りにくい職場になりがちです

いきなりクビになったり、いびりやいじめにあってはかないま

せんからね

安心してください!

生活もあるので、いきなりクビは出来ません

又、病気やけがで休んだり、女性の場合産前産後の休みの権利も

あります、育児休憩もあります。

楽しい職場環境を維持するためにも、主張は大事ですね

とは言え、使用者側も会社経営を維持するために、利潤の追求

も必要なので、例えば会社に出勤しても毎日居眠りばかり

している社員に事前に通知し一定の給与保証をした上で解雇

出来るようになっています。

それでも使っていない有給休暇をしっかりとって、釣りやキャンプ

ゲームなどに没頭して、リフレッシュすることも大事だと思います👍

労働時間、休日

こちらもきちんとした基準があるので、使用者側は守っていないと

役所のチェックが入って怒られます。

拘束時間・運転時間

運送業の場合、時間が不規則になりがちなので更に基準があります

長時間の運転や過労は集中力の低下につながり、事故の危険性も

高まってしまいます。なので、しっかりと休憩を取る必要があります

これらもそれぞれ数字で規定されていて、試験の場合は計算が必要に

なるかも知れません。

 

実務上の知識

 

上記までの内容をより細かく実務的に応用した

内容となっています

特に安全運転・事故防止対策の内容が多いので

大事な用語だけ並べていきます

・指差呼称は有効  ・適性診断は大事

・ヒヤリ、ハットが続いたら事故に注意

生活習慣病のチェックのために、健康診断は大事

アルコール依存症の早期治療

睡眠時無呼吸症候群睡眠不足につながる

ドライブレコーダーは事故状況の確認や、運転者の

安全運転指導に活用できる

・視野は大事! 影響を及ぼす状況

車間距離・運転速度・トンネルの出入口・ヘッドライト眩しい

車とバイクの距離感はつかみづらい

死角に注意!左折の場合、左後ろが見えにくいので最徐行

して通行した方が安全だと思います。

自動車や天候による現象に注意

聞きなれない用語を並べてみます

ウエットスキッド現象 → 雨の降り始めにすべり、スリップ注意

ハイドロプレーニング現象 → 水の上でタイヤすべる

フェード現象 → フットブレーキの使い過ぎで、摩擦により

         ドラムが過熱して摩擦力が低下しブレーキの

         効きが悪くなる

スタンディングウェーブ現象 → タイヤの空気圧不足で、接地部に

                波打ち現象が生じタイヤがいたむ

ペーパーロック現象 → フットブレーキの使い過ぎにより、

            ブレーキ液内に気泡が生じ、ブレーキの

            効きが悪くなる

 

全部覚えるのは大変ですが、知っておくと運転中のトラブル防止に

少なからず役に立つと思います。

基本、雨注意!フットブレーキの使い過ぎ注意!ですね

その他自動車の特性として覚えておきたいのが、スピードによる

影響です

自動車に働く慣性力・遠心力・衝撃力は速度の2乗に比例して

大きくなる

スピードの出し過ぎは、事故の被害を拡大してしまいます

自動車関係の計算式

 距離=速さx時間

誰でも知っている簡単な公式ですが、これが意外と重要です

スピード違反しないように荷物を配達する必要があります

適正な車間距離の維持も大切ですし、追い越しをする場合には

更に複雑な計算が必要になります

走行速度・追い越しに必要な距離と時間、車体の長さと車間距離

実際の走行中にここまで計算しながら追い越す人は、まずいない

とは思いますが、試験としては出る可能性があるので、何度か挑戦

して慣れておいた方が良いかもしれません。

 

まとめの運行計画

 

以上、これまでの知識をひっくるめて運行計画の作成を

行います。

安全にA地点からB地点、更にC地点へ、そしてA地点に帰庫します

スピード違反にならないように、かつ配達時間に間に合うように

当然労働基準を守り、適正な運転時間・休憩時間の計算も必要です。

中には高速道路を使ったり、船で移動する場合もあります

かなり大変な作業ですが、こちらも何度も繰り返していると、そこ

そこパターン化されてきて、慣れてくると思います。

 

最後に

 

ざっくりなので、これらはほんの一部です、覚えることは

山ほどあります

特に数字だらけで、間違えがあったら困るので本文中の使用は

控えました

ただ個人的には書類の保管期間として点呼記録や乗務記録など、

頻繫に使用するものに関しては1年、事故記録や退職者記録など、

重要かつ使用頻度が少ないものに関しては3年と覚えるようにし

ました。

ただ、年々法律も変わりますし、デジタル化により書類の取り扱い

方法も変わるかもしれないので、試験に望まれる方はその都度最新

の情報・知識を確認しながら、勉強される事をお勧め致します。

 

まあ私が受かったので、それほど難しい資格試験じゃないのかもしれ

ませんね

え?、、、

 

ありがとうございました。