人って変われるみたい!
ある悪臭おばさんの軌跡(奇跡)
これはごく普通に近くのスーパーへ買い物しようと訪れた時のおはなしです!
いつものように自動ドアが開き店内へ、と、(違和感!)鼻を衝く臭い!
気のせい? まいっか、進む・進めないw 臭いは続くよどこまでも・・・
しかもこの臭い、(キツイ)! (ヤバイ)!
冗談抜きで(薬品テロ)を疑う 店長さんに報告か?
頑張って店内を歩きまわってみる
そういえば別のスーパーで、やたらと消毒液の匂いがキツイ店があり、それはそれで(清潔感)のある店という印象があります。 それかな?
いや、違~う・・ この臭いはおかしい!
突然(それ)は強烈に! 前方には白髪まじりでポニーテールのおばさんが品探しをされています
このおばさんが(臭い主) 確定!
めまいをこらえながら少し離れる、臭い薄れる
どうやら(薬品テロ)ではなさそうなので、買い物を続けることにしました
臭いは鼻のおくに残っていて不快状態
売り場によっては臭いのない所もあるみたい・・
そっか、この異臭おばさんが通ると、そこは(異臭の道)ができるのだ
ふと、こんなことを気にしているのは(私だけ)? 店内を見回してみる
やはり険しい顔で、辺りをキョロキョロしている人がちらほら
あ~あ、このスーパーよく来るのに、これからこの(異臭)続くのか~・・
さっさと品をかごに入れてレジへ・・!
目の前にはあの(異臭おばさんが)www
慌てて別のレジへ、この距離でも強烈な臭いは届きます
レジの店員さんが苦しそうな表情で清算されていました・・
何買ったのかな?気になる・・
猫の砂・ドックフード、どっさり! なるほど、動物好きなのね・・・
鼻に残った異臭は、店を出てからもしばらく続きましたw
数日後
日常の忙しさに紛れ (あの日の悪夢)を忘れていました
再びその店へ買い物に・・
自動ドアが開き店内へ・・(異臭)!
「あっ あの おばさんが来ている!」
悪夢が私の(鼻の奥)へとよみがえる・・・
よせばいいのに、店内を探してみる・・ やはり居ました!
最悪www
だけど、なんかこのまま帰るのは(負け?)な気がして買い物へ
恐る恐る、恐らく私だけに見えるれいの(異臭の道)を巧みにかわしながら・・
買い物大成功! コツを掴むと何とかなりそう!
レジへ 異臭おばさん確認!二つ隣に並びます パーフェクト!!
だけれど、レジで前後に並んでる人もいてなんだか気の毒・・
見ると何やら(異臭おばさん)の後ろに並んでいる、元気そうなお婆さんに何か言われている様子で、(異臭おばさん)は苦笑いを繰り返していました。
聞き取れなかったのでこれは私の想像ですが、ひょっとしたら(臭い)の事で怒られていたのかもしれません!
中途半端なスカッと話ですみません。
その後も何度かその店を訪れましたが、時々(異臭おばさん)は、居て
特に改善されることもなく・・私がその店を利用する数は減っていきました・・
数年がたちました・・
同じスーパーを利用するイコール(家が近い)の法則ww
車で走っていると時々見かけることがありました
時には自転車で、時には黒くて大きな恐らく(ラブラドールレトリーバー)を連れて歩いていました。
たま~に通る道 、自転車で道端の家に入ろうとする女性あり!・・?
あ~~!あのおばさんだ~www!
家を特定してしまいました (気にはなるけれど・・関わりたくない)
その日からは、その家を通る度にチラリと見てしまう
やはりというか、何というか・・(ゴミ屋敷)の気配!
建物と塀の1メートル位の隙間に物がたっぷり!
窓を見ると、猫が網戸にぶら下がり網がビリビリ!
この家の周囲も(臭い)すごいんだろうなぁ
気の毒・・
案外苦情が出で、役所の指導が入っているかも
だけど、強制力ないらしいから、改善は難しいよね
それからも時々道端で見かけることはあるけれど、店で出くわす事がないので、(平和)な日々? が送れていました。
その日は突然やって来たww
あの人がいない平和なスーパー、そこには店の外にちょっとしたコンクリートの段差があり、ベンチ代わりとして人々が利用し、雑談を楽しめる(スペース)となっている所があります!
そうです あの (異臭おばさん)が座っていました!w
傍らには、でっぷりと良い体格になった黒いラブラドールレトリーバーが・・
なんてこった・・
これからの買い物の時間を考えると、気分は当然憂うつに・・・
しかし、それからも店の中で会うことはありませんでした。
どうやらたまたま通り道で、(そこ)で座って休むのが習慣のようです
けれども(そこ)は私も毎日のように通る道、臭いが怖い・・・
なるべく避けて通行します
でも(そこ)は狭い場所!
ある日直ぐそばをすれ違う!
???
(あの)臭いがしない???
えっ!
それからも何度か、座って休んでいる(その人)の傍を通るけれど
全っ然異臭なし! ムシュウダー!
そうなんです、あれだけ怖かった(異臭おばさん)は(無臭おばさん)へと
変貌を遂げたのです! 凄~い!
それだけではありません、(その人)の横には大体において誰かしらの人(おばさん・お婆さん)が居て、楽しそうに談笑されているではありませんか!
何ということでしょう・・
その現象が何故起こったのか?何故こんなにも人が変われるのか?
匂いに怯え、ただ傍観し逃げていた私には、その理由を知ることはできません。
ただ、一つ思い付くことと言えば、あの後ろで怒っていた(元気なお婆さん)です!
その人が突然(この人)を変えたとは考えにくいです、だけれど 仮に
そのお婆さんのように、注意し意見を述べてくれる存在が数人おられたらどうでしょう?
この(異臭おばさん)を変える、原動力になった可能性は十分に考えられると思います!
最後に
他人に無関心で、リスクを回避しようとする人が多い現代社会において
この(現象)は、私自身も地域の繋がりなど、人との関わりなどについて
改めて考えさせられる、出来事となりました。
長文のお付き合い、ありがとうございました。 END